洗濯機の給水ホースから水漏れが発生してしまったら、まずは焦らずに洗濯機の運転を止めて、蛇口を締めましょう。水漏れの原因と対処法を把握しておくことが大切になるので、しっかりと理解していきましょう。

洗濯機のホースの水漏れは原因が4つ

まずは、給水ホースのなかでも、どの部位から水漏れしているのか探してみましょう。大きく分けて、確認する必要があり、壁から蛇口周辺、ニップル、給水ホースとの継ぎ目、洗濯機と給水ホースとの継ぎ目の場所別に原因があります。修理をプロに依頼すると高いので、自分でいつでも直せるように準備しておくことも大切です。

蛇口漏れはパッキンが劣化している

使用頻度によっても変わっていきますが、一般的に水道のパッキンの寿命は10年程度です。負荷がかかりやすくて、劣化しやすい部品なので「10年を目安に交換」と覚えておくことをおすすめします。ハンドル式の蛇口から、水を出すたびに「キーン」という異様な音が聞こえるときは、蛇口の吐水口に取り付けられている「コマパッキン」のゴム部分の劣化が考えられます。交換用のパッキンはホームセンターなどで売っているので、大きさなどを把握したうえでご自身で購入するようにしましょう！放置しているとすき間がどんどん大きくなってしまい、やがては水漏れを起こしてしまいます。異音に気づいたら、できるだけ早くコマパッキンを取り替えましょう！

ニップルから水が漏れする

ニップルは、水栓に給水ホースをワンタッチでつなぐことができる便利なアイテムです。しかし、ネジやナットの緩み、パッキンの経年劣化などで水漏れを起こすことがあります… 接続部分のかみ合わせが悪かったり、グラグラするといった場合は、そこから水漏れが発生している可能性が高いのでニップルを使うのであれば新しい物に変えたり、蛇口も傷がないものに変更することが大切です！

洗濯機蛇口と給水ホースのつなぎ目から水漏れする

洗濯機蛇口と給水ホースのつなぎ目から水漏れしているときは、このような原因が考えられます。給水ホースの汚れ、ニップルの接続ビスの緩み、給水ホース本体の破損などです。給水ホースについているパッキンが劣化していたり異物が挟まっていることにより起こります。なのでパッキンが原因であれば新しいものに交換して異物を取って下さい。

洗濯機と給水ホースの間から漏れるとき

洗濯機と給水ホースの間から漏れるときは、接続したときのかみ合わせが合っていない場合があります。ずれてはめてしまった場合は水漏れの原因となるので気を付けましょう。ぽたぽたと垂れたままにしておくと周辺が水浸しになるので注意が必要です。通常ホースを繋ぐときは簡単に出来ますがうまくかみ合わない場合はもう一度やり直すとうまくいくので試してみて下さい。

排水ホースから水漏れしているとき

排水ホースが破損して水漏れが起きた時は新しいホースに交換する必要があります。業者がすぐに来れない場合や、自分で交換を行うことが難しい場合は補修用の防水テープやパテなどで破損箇所を塞いで応急処置をしましょう。排水ホースは経年劣化で穴が開いたり裂けたりしていることがあるので3～4年ごとで買い替えることが重要となっています。触ったときにホースがぼろぼろになっていると手遅れになるのでその前に余裕をもって交換しましょう！

延長ホースや排水エルボの間から水漏れ

排水エルボとは、排水ホースと排水口をつなぐためのL字型の管のことです。この箇所から水漏れしてしまう場合、「排水ホースと排水エルボの接続に不具合が生じている」「排水ホースか排水エルボ自体に問題が生じている」と

いった原因が考えられます。サイズがあっていないと水漏れの原因になるのでサイズがあっているかしっかりと確認して下さい。洗濯機を使う前によく確認をしておきましょう。

排水エルボと排水溝からの水漏れ

排水エルボと排水口がネジで接続されている場合は、そこから水漏れを起こす原因が隠れているかもしれません。「ネジが緩んでいる」、あるいは「接続が甘く、取り付けに不具合が生じている」といったことで水漏れは発生することがあります。排水エルボや排水口の周辺に、破損や劣化などの問題が生じていなければ、ネジを締めなおしたり、取り付けをきちんとし直すといった対処によって水漏れを解消できるでしょう。洗濯機の水漏れは常に蛇口を開けている場所でもあるので、起こってしまうと大変です！簡単な場所であれば自分で修理できるのでホームセンターで部品を購入しておくことが大事です。

まとめ

水にまつわるトラブルは、時に大きな被害にも繋がります。毎日の暮らしに欠かせない洗濯機周りは、常に安全な状態にしておきたいもの。もしも不具合を見つけたら、早めに対処して下さい。事故や損害を最小限に抑えるためにも重要です。自分で直すことが難しい場合は、業者に依頼して直してもらうことの選択肢の一つです。まずはどの辺りから水漏れしているのか、水漏れの原因は何なのかを把握することで適切な対処が可能になります。